内科
特色
当内科では、地域の患者様のために多岐に渡る内科疾患の早期診断、低侵襲治療に対応しています。私どもは一人の医師が主治医として患者様の医療情報を一元的に把握し、包括的に診断、治療を完結することを目標にしています。
取扱い疾患
糖尿病
我が国の糖尿病患者数は増加の一途ですが、糖尿病は血糖値が高いのみならず、網膜(もうまく)症、腎症や神経症など全身に合併症を引き起こす全身疾患です。早期の診断と治療開始によりこの疾患の全容を理解していただき、この病気と向き合うことが大切です。
当院では医師、看護師、薬剤師、検査技師、栄養士による糖尿病医療チームが血糖のコントロール、および眼科などと連携をとった合併症の精査と糖尿病教育を外来、入院にわたり一貫して行い、患者様のサポートをさせていただきます。
また高血圧症、高脂血症、高尿酸血症などメタボリックシンドロームについてもご相談ください。
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循環器疾患
当科には常勤・非常勤を含めて日本循環器学会から認定された循環器専門医が診療に当たっており、高血圧や心臓病の治療に力を注いでいます。
高血圧 | 高血圧症のひとは狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの動脈硬化性疾患にかかりやすく、特に脳卒中との関連が強い事が知られています。 老年期に出現しやすい致命的な動脈硬化性合併症を予防するために、まず食生活・睡眠・運動などの生活習慣を見直したうえで、薬物療法を受ける事をお勧めします。 高血圧症に伴う臓器障害の評価や脳心血管系合併症の発見のため、当科では採血・検尿・心電図・胸部X線等の一般検査に加え、心臓超音波検査や頸動脈超音波検査、足関節上腕血圧比(ABI)測定等を実施し、検査結果に応じて、薬物療法や専門機関への紹介を行っています。 |
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冠動脈疾患 | 心臓に栄養分を送る冠動脈が狭窄を起こして心筋虚血におちいり胸痛が出現すると狭心症、更に虚血が進行して血流が完全に途絶して心筋が腐ってしまう(壊死)と心筋梗塞です。心筋梗塞の死亡率は30%といわれています。狭心症の段階で治療を開始することが大切です。当科では、運動負荷心電図やCT(320列)を施行して診断に役立てます。 |
心臓弁膜症 | 心臓は内部が4つの部屋に分かれており、一方通行で血液が流れるように部屋と部屋の間に弁がついています。弁の開口不良のため弁通過血流量が低下するのが弁狭窄症で、いったん通過した血液が弁と弁のすき間から逆流するのが弁閉鎖不全症です。 診断には心臓超音波検査が必須です。重症のため薬物療法で治療困難例は、他院心臓外科に紹介します。 |
不整脈 | 動悸を自覚する方はおおぜいおられます。その大半は治療の必要がない良性の不整脈ですが、まれに、重篤な不整脈のこともあります。また、不整脈とは別の疾患である貧血や甲状腺疾患が潜んでいることがあります。ホルター心電図や運動負荷心電図で診断し、必要なら抗不整脈薬を処方します。脈が著しく遅い完全房室ブロックや洞不全症候群にはペースメーカ植え込み術を施行します。 |
消化器疾患
近年、内視鏡による胃、大腸の診断が飛躍的に進歩し、早期胃がん、早期大腸がんの診断および内視鏡を使用した治療が可能となってきました。当科では日帰りまたは短期入院による内視鏡を使用した早期がんの診断・ポリープ・早期がんの治療に力を入れております。術後の合併症の減少のため、エタノール局注・クリップ・アルゴンレーザーを使用した止血も行っておりますので、より安全に治療を受けることができます。胆石や胆管がんなど胆道系の疾患に対しても、内視鏡を使用した結石除去術などの治療を行っております。またピロリ菌やC型肝炎、肝硬変など消化器の病気全般 の診断と治療を行っていますので気軽にご相談ください。さらに、消化器がんの早期発見に努め、進行癌についても近畿大学奈良病院腫瘍内科と連携をとり最新の癌治療に取り組んでいます。
呼吸器疾患
薬を飲んでもなかなか咳が治らないときや、二週間以上続く咳の場合、マイコプラズマ肺炎、百日咳、喘息、結核、肺癌などが原因のことがあります。咳や痰、息苦しさなどが長引く時にはぜひ一度ご相談下さい。当内科では医師の診察により、必要に応じて胸部レントゲン撮影・CT検査・喀痰検査・呼吸機能検査などで、総合的に診断し、早期治療につとめております。
中年以降の喫煙者に重要な疾患として肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)があります。現在のところ有効な治療法がなく、末期には肺でのガス交換がうまくいかなくなります。この疾患にはまず禁煙が不可欠であり、胸部レントゲン、CT、呼吸機能検査などでの現状の把握、肺炎の予防(風邪の予防)、インフルエンザの予防が必要となります。当内科では、在宅酸素療法、またリハビリテーション科と連携した呼吸器リハビリテーションを行っておりますのでご相談ください。
担当医師
■ 常勤
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横田 良司
内科 (副院長)
京都大学 (1987年卒業)
・日本内科学会認定内科医
・日本内科学会総合内科専門医
・日本循環器学会循環器専門医
・日本不整脈心電学会専門医
・日本高血圧学会専門医 -
小薮 雅紀
内科(部長)
関西医科大学 (1999年卒業)
・日本内科学会認定内科医
・日本内科学会総合内科専門医
・日本消化器病学会専門医
・日本消化器病学会指導医
・日本消化器病学会支部評議員
・日本消化器内視鏡学会専門医
・日本消化器内視鏡学会指導医
・日本肝臓学会専門医 -
高橋 利洋
内科
奈良県立医科大学 (2002年卒業)
・日本内科学会認定内科医
・日本内科学会総合内科専門医 -
加藤 邦洋
内科
大阪市立大学医 (2006年卒業)
・日本内科学会認定内科医
・日本内科学会総合内科専門医
・日本消化器病学会専門医
・日本消化器病学会指導医
・日本消化器内視鏡学会専門医
・日本消化器内視鏡学会指導医 -
北村 淳
内科
奈良県立医科大学 (2008年卒業)
・日本内科学会認定内科医
・日本内科学会総合内科専門医 -
森長 朱里
内科
富山大学(2017年卒業)
-
大津 拓也
内科
関西医科大学(2018年卒業)
■ 非常勤
- 福岡 正博(顧問)
- 明石 雄策
- 柴谷 伸行
- 門田 洋一
- 牧野和香奈
- 野村久美子
外来診察表
▼午前外来診察 午前9時~12時 (受付時間 午前8時半~12時) 令和6年4月1日より
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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一診 | 北村淳 | 横田良司 | 小薮雅紀 | 北村淳 | 高橋利洋 | 担当医 [第1,3,5週] 柴谷伸行 [第2,4週] |
二診 | 高橋利洋 | 野村久美子 | 加藤邦洋 | 小薮雅紀 | 横田良司 | 門田洋一 [第2,4週] 福岡正博 [第3週] |
三診 | 牧野和香奈 | 加藤邦洋 |
森長朱里 | 森長朱里 | 明石雄策 | 大津拓也 [第1,3,5週] 森長朱里 [第2,4週] |
▼午後外来診察 (午後2時~4時)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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(午後2時~4時) | - | - | 大津拓也 | - | 大津拓也 | - |
(午後2時~4時)予約のみ | - | 横田良司 | 小薮雅紀 (胃がん検診のみ 予約) |
- | 高橋利洋 | - |