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整形・関節センター

関節センター設立のご挨拶

わが国はかつて例を見ない少子高齢化社会を迎え、運動機能の低下により日常生活に支障をきたす方が大変増えています。2007年に日本整形外科学会がロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)という新たな概念を提唱しましたが、これは身体をささえる骨、関節、筋肉、神経系などに障害が生じ、寝たきりなど介護が必要になる危険性の高い状態をさしています。

痛みの少ない手術、術後早期回復プログラム

ロコモになる大きな原因の一つに関節疾患、特に股関節・膝関節などの下肢大関節の変形性関節症や関節リウマチがあげられます。これらによって、膝や股関節に痛みや変形が生じると、日常生活で最も基本的な動作である“歩く”ということに大きく影響します。また日常生活だけでなくスポーツや旅行などのリクリエーションも楽しめなくなり、患者様のQOL(Quality of Life, 生活の質)が著しく低下する原因となります。

インターネットで関節疾患の治療を調べてみますと、サプリメントから人工関節手術までほんとうにたくさんの情報が飛び交っています。ただ情報が多すぎて、患者様やご家族に逆に不安や混乱を招いていることも事実です。それらを解消するには、きっちりとした関節専門医の意見を聞き、現在のご自身の状態を正確に把握したうえで、治療についての説明・アドバイスをもとに、納得できる治療を選択することが重要です。

そこでこのたび、白庭病院に関節センターを設立する運びとなりました。このホームページに、関節疾患(変形性関節症、関節リウマチなど)の基礎知識から、手術をしない治療(保存治療)、人工関節手術を中心とした手術治療の実際、また当センターの特徴などをわかりやすく解説しています。関節の痛みにお悩みの皆様、是非一度お読みになり、どんなことでも直接ご相談ください。われわれは地域の中核病院を目指して、関節痛にお悩みの皆様に良質の医療を提供し、楽しく実りある人生を過ごして頂くことを最大の目標にしています。

白庭病院 関節センター長 岩切健太郎

  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本人工関節学会認定医
  • 日本整形外科学会リウマチ認定医
  • 日本リハビリテーション学会認定臨床医
  • 日本体育協会公認スポーツドクター
  • 国際コンピュータ整形外科手術支援学会(Computer Assisted of Orthopaedic Surgery)会員
  • アメリカ股・膝関節学会(American Association of Hip and Knee Surgeons)会員
岩切 健太郎

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