眼科
特色
当眼科は大阪市立大学医学部視覚病態学教室の関連病院施設として1996年4月に東生駒病院に開設以来、地域医療に携わってまいりました。2008年8月、白庭病院新規開設に伴い眼科も移転し、常に患者様との対話を大切に、Quality of Visionの向上をめざして、白内障手術を中心に種々の手術を行ってまいりました。検査、治療においてインフォームドコンセントを十分に行い、患者様に内容を理解していただくことをモットーにしております。また、患者様のニーズを尊重しつつ、それぞれの疾患に適した治療法を選択するよう努めております。白内障手術についてはより安全かつ低侵襲の手術を提供しており、患者様の短期間での社会復帰を可能にするため、日帰り手術や1泊~2泊の短期入院をおすすめしています。霰粒腫、翼状片などは外来手術を行っております。 レーザー治療においてもすみやかな加療ができるよう心がけております。対象疾患は糖尿病網膜症、網膜裂孔、網膜静脈閉塞症、中心性漿液性網脈絡膜症、閉塞隅角緑内障発作、後発白内障などです。 硝子体手術が必要な網膜硝子体疾患の場合、従来は大阪市立大学眼科など他施設へ手術を依頼しておりましたが、2021年4月に硝子体手術の経験豊富な森秀夫眼科顧問の着任により、当科での手術が可能となりました。地域の皆様にとっても地元での治療は、利便性が大きいと思われます。硝子体手術の対象は、網膜疾患では①網膜上膜(黄斑前膜)②黄斑円孔③硝子体出血④糖尿病網膜症⑤裂孔原性網膜剥離など多数あり、白内障に関連した疾患でも①白内障手術難症例②水晶体脱臼③眼内レンズ脱臼・縫着術(2次移植)など、広範囲におよびます。入院期間はおおむね1週間から10日程度です。手術設備として最新式の硝子体手術機械である「アルコン社製コンステレーション」を導入し、低侵襲な手術を行っております。 検査機器では「ハイデルベルグ社製 Spectralis™ HRA+OCT2」を導入しております。網膜や脈絡膜の微細な異常を、より高速・高精細かつ広範囲に撮影可能であり、フルオレセインならびにインドシアニングリーン蛍光眼底造影と網膜断層像の同時撮影もでき、さらには造影剤を使用せず網膜血管を評価するOCTアンギオグラフィーという新しい検査も行えるようになりました。本装置は、加齢性黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞などの網脈絡膜疾患の診断や治療方針の決定、治療効果の判定に威力を発揮しております。 現在、眼科スタッフは常勤医師4名、非常勤医師3名、視能訓練士3名、OMA1名の体制で診療にあたっております。
取り扱い疾患など
外来診察では、白内障、緑内障、網膜硝子体疾患などの一般眼科診察を行っております。 難治性の網脈絡膜疾患や加齢黄斑変性症の診断、治療方針などについては大阪市立大学医学部名誉教授である白木邦彦顧問(第1、第3、第5月曜日 午後診:完全予約制)、大阪市立大学医学部視覚病態学 河野剛也准教授(第1、第3、第5土曜日午前診:紹介状をお持ちください)の特診で幅広く対応しております。抗血管内皮増殖因子薬を用いた硝子体注射を積極的に行っており、加齢黄斑変性など黄斑疾患の長期的な視力改善、維持に努めております。当院では、感染症のリスクを極力低くするため、クリーンな手術室で白内障手術などと同様の消毒を行った上で注射をしております。光線力学療法が必要な場合は大阪市立大学眼科に治療を依頼しております。 また、一般検査や特殊検査につきましても視能訓練士がスムーズに行っております。 一般検査は視力検査、眼圧検査、眼底検査、色覚検査、仮性同色表、色相配列検査、斜視検査などで、特殊検査としては蛍光眼底造影検査、超音波検査、動的量的視野検査、静的量的視野検査、網膜電位図、Hess検査、OCT、OCTアンギオグラフィーなどです。 ご開業の先生方からのご紹介についても積極的に承っております。ほかに高度医療を要する患者様には大学病院などに迅速に紹介できる体制をとっております。
- -御開業の先生方へ-
- 治療目的に限らず、ご希望の検査目的のみでも遠慮なくお申し付けください。また糖尿病網膜症、高血圧、動脈硬化性眼底の診断、インターフェロン網膜症の経過観察のご紹介も承っております。
- -受診されます患者様へ-
- 白内障や飛蚊症などの場合、散瞳剤を使用して眼底検査を行うことがあります。その場合、4~5時間ほどかすむため、車、バイク、自転車の運転が困難になります。 眼底検査をご希望の患者様は電車、バス、タクシーまたは徒歩などの交通手段でお越しいただくようお願い申し上げます。 当科では、眼鏡処方やコンタクトレンズ処方をご希望の場合、予約にて対応いたしております。 ただし、コンタクトレンズは高度管理医療機器ですので、処方箋のみの発行はしておりません。 予約制を導入しておりますが、予約外の患者様(初診、再診)も診察しております。 その場合、多少お待ちいただくことがございます。 ご不明な点などございましたら、眼科外来までお尋ねください。
担当医師
■ 常勤
-
平林 倫子
眼科(部長)
金沢医科大学 (1994年卒業)
日本眼科学会専門医
身体障害者福祉法指定医 -
趙 晃国
眼科(副部長)
大阪市大 (1996年卒業)
日本眼科学会専門医
身体障害者福祉法指定医 -
野間 沙樹
眼科
)
-
森 秀夫
(眼科顧問,サージカルアドバイザー)
京都大学 (1980年卒業)
医学博士
日本眼科学会専門医
来歴
・高松赤十字病院眼科部長(1990年12~)
・大阪赤十字病院眼科副部長(1993年4月~)
・大津赤十字病院眼科部長(1994年12月~)
・大阪市立総合医療センター眼科(主任)部長(2000年7月~)
・白庭病院眼科顧問(2021年4月~)
▼非常勤
-
白木 邦彦(顧問)
- 河野 剛也
- 井上 祥子
・大阪市立大学大学院医学研究科視覚病態学教授(2002年4~)
・大阪市立大学大学院医学研究科名誉教授(2018年4~)
・医療法人社団松下会白庭病院顧問
外来担当医表
▼午前外来診察 / 午前9時~12時 (受付時間 午前8時半~12時、但し水曜のみ11時迄)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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一診 | 平林倫子 | 趙晃国 | 趙晃国 [第1,3,5週] (11時迄) 平林倫子 [第2,4週] (11時迄) |
井上祥子 | 趙晃国 | 平林倫子 |
二診 | 野間沙樹 | 井上祥子 | 井上祥子 (11時迄) |
野間沙樹 | 平林倫子 | 河野剛也 [特診1,3,5週] 野間沙樹 [第2,4週] |
三診 | - | - | - | - | - | 野間沙樹 [第1,3,5週] |
▼午後外来診察 (午後2時~4時)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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一診 | - | 趙晃国 | - | - | - | |
二診 | - | 森秀夫 (紹介・予約のみ) |
- | 野間沙樹 | - | - |